Webミーティングでコンデンサマイク導入したけど、逆に環境ノイズ気になっていませんか? 特にノートPCのファンの音、高い周波数ノイズで、拾われやすいような気がします。

Webミーティングツール自体にノイズ除去機能があるようで、実際は高周波ノイズはあまり気になりませんが、ただの興味でノイズ除去プラグインを試してみました。

使用するツール・デバイス

設定手順

各種ソフトウェアはそれぞれインストールしてある前提です

マイクをVoicemeeterへ認識させる

  • マイクを接続します
    • 今回はUSB接続マイクですが、オーディオインターフェイス経由でも同様かと思います
  • HARDWARE INPUT 1にマイクデバイスを選択します
  • B2へ接続します
    • オーディオインターフェイスで遅延にシビアな方はASIOを使います。この場合は設定方法が少し違いますが、要はマイク入力をB2へ繋げます
  • VIRTUAL INPUTS-Voicemeeter AUXをB1へ接続します
Denoise-01.png

Cantabileの設定

Audio Engine
  • Tools→Options→Audio Engine
  • Audio Driverに "ASIO - Voicemeeter AUX Virtual ASIO"を選択します
Denoise-02.png
Audio Ports
  • Tools→Options→Audio Ports
  • in:Main Microphone、 out:Main Speakers(Default)を設定します
  • 自動設定されると思います
Denoise-03.png
Plugin Options
  • VSTプラグインフォルダを指定します
  • 通常 "C:\Program Files\Common Files\VST3" になると思います
  • 設定したら OK で閉じます
Denoise-04.png
Routing
  • 真ん中のレーンの大きい+をクリックしてPluginを挿入します
  • "RX 7 Voice De-noise" を選択します
Denoise-05.png
Denoise-06.png
  • 次に、"Main Microphone" をドラッグして、プラグインの"Stereo In"へ接続します
  • "Stereo Out" と "Main Speakers" は接続されていると思います
  • この状態で、VoicemeeterのOUT→プラグイン→VoicemeeterのINPUTへ接続され、音が出ます
  • プラグイン部分をダブルクリックすると、各プラグインの設定画面が表示されますので、パラメータ等調整します
Denoise-07.png
  • プラグインウィンドウの最上段にオーディオバイパスボタンがあり、プラグインを経由するかバイパスするか切り替えできます
Denoise-08.png


信号の流れ

  • HARDWARE INPUT 1(マイク)
  • OUTPUT B2(VoiceMeeter AUX Output)
  • Cantabile(VSTホスト)
  • VoiceMeeter AUX Input(Cantabileの出力がここに戻る)
  • OUTPUT B1(VIRTUAL)
  • WEBミーティングツール等(ツール側の入力デバイスをVoiceMeeter Outputに指定する)
Denoise-09.png

テスト録音

  • 実際に録音してみました
  • デフォルトの設定ですが、だいぶノイズ除去されています(すごい)

https://youtu.be/4ec22ngtuyc

facebook slideshare rubygems github qiita