リザーブドインスタンスのunit数

リザーブドインスタンス(以下RI)では同一インスタンスファミリのサイズ違いはunit数が同数であれば等価交換可能です。 たとえば、m3.xlargeひとつはm3.large2つと交換可能です。

m3.xlarge × 1 = 8unit × 1 = 8unit
m3.large × 2 = 4unit × 2 = 8unit

柔軟に適用されるRI

  • 従来より、購入済みのRIについて、上記のルールに従って任意のタイミングで交換可能でした。
  • 例えば、m3.largeを4つ購入済みであったが、アプリケーションの改変によってm3.xlargeが適切になった場合、m3.large*4→m3.xlarge*2へ交換できました。
  • この場合、交換する作業が必要でしたが、2017年3月より、AWSのシステムによって自動的に適用されるように改善されています。
  • 上記の例であれば、m3.largeインスタンスの使用を停止し、m3.xlargeインスタンスを起動すれば、AWSが(オンデマンドに比べて安価な)RIの単価を適切に適用してくれます。

自動適用される条件

  • 自動適用には下記の条件を満たしている必要があります。
    • スタンダードRI(Standard RI)かつ、リージョン範囲(Regional RI)であること
    • Linux/UNIXプラットフォームインスタンスであること
    • 同一リージョン、同一ファミリであること

参考URL

unit係数表

  • m1とそれより右(m1,c1,cc2,m2,cr1,i2,hi1,hs1,t1)は旧世代ファミリです
size 係数 t2 m4 m3 c4 c3 g2 x1 r3 r4 i3 d2 m1 c1 cc2 m2 cr1 i2 hi1 hs1 t1
nano 0.25 x
micro 0.5 x x
small 1 x x
medium 2 x x x x
large 4 x x x x x x x x x
xlarge 8 x x x x x x x x x x x x x
2xlarge 16 x x x x x x x x x x x x
4xlarge 32 x x x x x x x x x x
8xlarge 64 x x x x x x x x x x x
10xlarge 80 x
16xlarge 128 x x x x
32xlarge 256 x

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