teraterm 4.66のSSH転送機能変更点
状況
- teraterm 4.62を使っていたのですが、ふと確認すると4.66がリリースされています。早速アップデートしてみたのですが、SSH転送機能に変更がありますね。
- TTSSH Ver.2.53へ差し替えられたようです。
うまくいかなかったところ
接続できない
- まず、今まで接続できていたサーバーなのに、下記エラーが表示されて接続できません。
unknown Encrypt algorithm(ctos): aes128-cbc,3des-cbc,.............(長い)
- これは TTSSH Ver.2.53のリリースノートにある、下記が該当すると思われます。
SSH2 の共通鍵暗号方式に 3DES-CTR, Blowfish-CTR, CAST128-CTR を追加した。
- teraterm.ini の CipherOrder エントリに "C", "D", "E" を追加した。
- SSH設定から暗号化アルゴリズムを変更することで対応可能です。
設定内容が変化している
- SSH転送機能のパラメータ変更によって、従来のINIファイル(teraterm.ini)の中で互換が無い部分があります。INIファイル中、下記部分が該当します。
- リッスンアドレスパラメータが増えたので仕方がないとは思いますが、ちょっとびっくりしますね。
[TTSSH]
DefaultForwarding=L61433:db-server:1433:1
ポートフォワード機能の仕様変更
- 私はSSH転送機能を利用し、上記設定でSQL Serverへ接続していたのですが、接続できなくなりました。
- SQL Serverへ接続する際は、「他のホストからの接続を受け入れる」チェックを入れなくては接続できませんでした。今回のバージョンではこの設定がなくなっていますが、そのせいでしょうか。ちょっとわかりませんが、とにかくつながりません。
- 残念ながら私の場合はこのSQL Serverへのポートフォワードは必須だったので、teraterm 4.65を使うことにしました。こちらは問題なく接続できています。