Voice Meeter Banana で DAW経由(Patch)する設定手順をメモします
使用するツール、デバイス
- Voicemeeter Banana 2.0.5.3
- DAW
- Audio Interface
概要
- Voicemeeter BananaをASIO設定で使用する
- VoicemeeterのINPUT・OUTPUT間にDAWを経由する設定をする
- (Voicemeeter BananaとDAW、オーディオインターフェースの設定は完了している前提)
設定手順
Voicemeeterの設定
- ASIOドライバを利用するためには HARDWARE OUT A1から該当するASIOドライバを選択します
- ここでは "ASIO: ZOOM UAC-2 ASIO Driver" を選択しています
- 次に[メニュー]→ [System Settings / Options...] を選択
- [OUT A1 Main Device] → [PATCH ASIO Inputes to Strips:] 部分をクリックして入力チャンネルをセットします
- UAC-2は入力は2チャンネルのため、INPUT 1 の2チャンネル(L、R)に割り当てます
- 続いて、下部の[PATCH INSERT] 部分をクリックしてINSERT設定を行います
- 今回は [in1 Left]、[in1 Right]をセットします
※これでインプット1のL、R(1ch、2ch)とVoicemeeter上のアウトプット(A1,A2,A3,B1,B2)との間に音声信号を経由させる、という意味になると解釈
※余談ですが、Voicemeeterの表記って、"IN 1"と"IN #1"みたいに、微妙に違っているので迷う気がするんですが私だけでしょうか。。。
- メイン画面へ戻り、[HARDWARE INPUT 1]を[HARDWARE OUT A1]へ向けます
- この手順通り実施してきた場合、PATCH設定していますが、経由先のDAWが繋がっていない状態のため、この時点では音が出ません
DAWの設定
- Liveを起動し、[環境設定]→[Audio]を選択します
- ドライバタイプ=ASIO
- オーディオデバイス=Voicemeeter Insert Virtual ASIO
- Voicemeeterの設定画面 [PATCH INSERT]部分に小さく "22 channels virtual ASIO Driver"と表記がありましたが、DAW上の入出力も22チャンネル見えます
- 今回は2チャンネルのみ設定します(2チャンネルしかないので)
- オーディオインターフェースではチャンネル1へマイク接続してあるので、セッションビューのオーディオトラックで1チャンネルを選択します
- Monitor In設定して音を確認します
- DAW側とVoicemeeter側のレベルメーターが反応します
- Voicemeeter上はA1へ出力になっていますので、オーディオインターフェースの出力からも音がでるはずです
以上で設定は完了です
DAW上でプラグインを設定すれば、リアルタイムで音声エフェクトも可能ですね
WEB会議などでボコーダーとか使ってみたら面白いんじゃないでしょうか